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(参考資料)「抑止力」信仰に陥った公明党

脅し(抑止力)で平和は創れません。

このような抑止力信者をいくら国会に送っても「立正安国」は実現しません。

↓  ↓   ↓

以下、 引用  (「・・・」は中略を意味します)    

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​平和安全法制の整備で、日米防衛協力体制の実効性が一層向上し、隙間のない防衛体制が構築できます。それにより抑止力が高まり紛争を未然に防止できます。

法整備は、国民を守るだけでなく、抑止力を基に他国との外交や対話を促して紛争や課題を平和的に解決するよう導く、「平和外交の推進力の裏付け」(山口那津男代表)となるものです。

(平和安全法制Q&A 対話のために<上>・公明新聞2015年9月24日付)

 

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米中露といった軍事大国以外、1国で自らを守ることは不可能だ。戦争を抑止するには、どこか強い国と組み、「攻撃すれば手痛い目にあう」と分からせ、思いとどまらせるしかない。…

非武装で始まった戦後の日本は、世界最強の軍事力を持つ米国と安保条約を結ぶことで、平和を維持してきた。

(市川雄一・公明党特別顧問/元・党書記長へのインタビュー

   読売新聞2015年8月9日付)

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山口代表は、参院で審議中の「平和安全法制」の関連法案について、一部野党やマスコミから「戦争に巻き込まれる」との批判が出ていることに対し、「あくまで自国防衛のための武力行使に限定している」と強調。その上で、「日米安全保障体制が機能することを示すことで抑止力を高め、戦争を未然に防ぐものであり、不測の事態を解決する外交の“背景”を強くすることに真意がある」と力説した。

(京都府・滋賀県合同夏季議員研修会(8月8日)での講演

   公明新聞:2015年8月9日(日)付)

 

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北側副代表は、…北朝鮮が弾道ミサイルの開発を進めるなど安全保障環境の変化に備え、国民の生命と生活を守るためには、「日米防衛協力体制の信頼性、実効性を向上させ、紛争を未然に防止する抑止力を向上させる以外にない」と訴えた。

(北側一雄副代表7月19日午前、NHK番組「日曜討論」インタビュー

 公明新聞:2015年7月20日(月)付)

 

(参考資料)「抑止力を高める」ことは何をもたらすか?

相手国より優位に立とうと「抑止力」を高めれば、相手国も負けじと「抑止力」を高めようとして、「抑止力を高める」競争に陥ります。

◆「抑止力を高める」競争に陥った結果:

2014年の世界の核状況

http://kakujoho.net/ndata/nukehds2014.html

米国、2014年4月29日、核兵器数発表 国務省発表ファクトシート全訳

世界の核兵器2014年

​​世界の「保有核」1万100発のうち、約4180発が運用状態にある「配備核」。

 

このうち、米ロ合わせて約1800発が数分で発射可能な「高い警戒態勢」(ハイ・アラート)状態に置かれている模様。 両国の核兵器は今も一触即発の状態にある。

 

 

◆ 「抑止力を高める」競争を歓迎するのは武器商人(兵器産業)

Foreign Policy(2015年7月16日)の記事:

「安倍首相がアメリカから5年間で24兆円以上を兵器購入にを約束」

原文:「Abe has promised to spend 24.7 trillion yen, or $240 billion, between 2014 and 2019 on new warplanes, naval vessels, and drones, including American-made F-22s, F-35s, and Global Hawk drones. 」

Japan’s Expanding Military Role Could Be Good News for the Pentagon and Its Contractors. 

BY DAVID FRANCIS JULY 16, 2015 - 5:03 PM

池田大作・創価学会名誉会長の「核抑止論」についての見解 (ほんの一部)

以下、 引用  (「・・・」は中略を意味します)

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核兵器を持つこと、あるいは、そのもとに身を寄せることが戦争の歯止めになるという核抑止論がまかりとおっておりますが、考えてみると、これほど愚かしい理屈はありません。 なぜなら 互いに刃物を突きつけ合っていて その恐怖心が平和維持の力になっている というのと 同じだからであります。

(池田大作『ヒューマニティーの世紀へ』・読売新聞社・p.27)

 

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​「核抑止力信仰」などは、人間の側からの問いかけが欠落している点で、近代の誤った信仰の最たるものと私は、信じております。

なぜなら、その信仰が人間同士の不信と憎悪と恐怖の上に成り立つものであり、それらを除去することなくして、核の廃絶などありえないからであります。

(平和への王道――私の一考察 1984年6月5日北京大学講演

  『海外諸大学講演集・21世紀文明と大乗仏教』289頁)

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核兵器の存在を戦争抑止の「必要悪」とする思考が、核兵器廃絶への最たる障害である。

この障害こそ、取り除かれなければならない。

(池田大作 『明日をみつめて』Japan Times・2008年刊・43頁)

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​​戸田会長は「核あるいは原子爆弾の実験禁止運動が、今、世界に起こっているが、私はその奥に隠されているところの爪をもぎ取りたいと思う」と訴えました。

仏法では、人間の尊厳に対する最も深刻な脅威は、一人一人の存在の重みを無に帰し、生きていることの意味そのものを奪い去る、「他化自在天」という生命の根源的な迷妄から生じる悪にあると説きます。

戸田会長は、核兵器の奥に隠されているのは、この最も深刻な悪にほかならないと指摘し、核実験の禁止はもとより、問題の根本解決のためには、多くの民衆の犠牲を前提にしなければ成り立たない核抑止の思想からの脱却を、世界の民衆が持つ「生存の権利」の名において求めぬくしかないと主張したのです。

(第40回「SGIの日」記念提言「人道の世紀へ誓いの連帯」(下)

    2015年1月27日―『大白蓮華』2015年3月号103~104頁)

「抑止力」信仰に陥った公明党
「抑止力を高める」ことは何をもたらすか?
池田大作・創価学会名誉会長の「核抑止論」についての見解
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